日本野鳥の会愛媛活動報告

日本野鳥の会愛媛では、野鳥観察をする会『探鳥会』を開催しているほか、調査研究活動、環境保全活動、密猟対策活動などの活動をしています。ここでは、これらの活動の一部を紹介していきます。

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一般にクリーンなイメージの風力発電ですが、新たな大規模人工物の建設であり、鳥たちの生息環境を脅かすものです。環境にやさしい取り組みを進めるならば、本質的には節電を進めるべきでしょう。風力発電施設による鳥類への影響は様々ですが、国内でもオジロワシを始め、ワシタカ類が回転するブレードの被害に遭う例(バードストライク)がいくつも報告されており、愛媛県でも2例のバードストライクが確認されています。当会は風力発電施設の鳥類への影響を明らかにし、施設管理者への働きかけを行うなどの取り組みを行っていきます。

[発表事例]

  • バードストライクについての四国初の事例報告ー佐田岬半島の風力発電施設におけるトビの衝突死(2007)Strix(野外鳥類学論文 集)VOL.25 pp.105-107 (PDF:417KB)
  • 二見くるりん風の丘パークにおける2例目の野鳥衝突死の発見について(2007年8月29日)記者発表 (PDF:470KB)

[資 料]

この冬はツグミやシロハラがなかなか樹上から降りて来ないようですが、それは城山探鳥会でも同様で、 これまでは、ツグミやシロハラをじっくり見ることができませんでした。しかし、今回の探鳥会は少しばかり様子が違っていました。

登山口や長者ヶ原への登りでもシロハラが地上で採餌する姿が見られ、水場へ向かう道でもツグミと若いシロハラの群れがタラヨウ の実を争うように食べていました。イカルやシメ,ルリビタキといった冬鳥たちも、参加者を出迎えてくれました。

そして、今回は何と言ってもワシタカ類をしっかり見るチャンスに恵まれた探鳥会でした。  先月も見ることができたハヤブサに加え、 今日はオオタカがその姿をじっくり見せてくれました。私たちの視線に気付きながらもその場を動かなかったため、しばらくの間、その威厳ある姿 を堪能することができました。そして、鳥合わせ終了直後、城山上空にノスリの舞う姿が・・・足を前へ突き出し急降下して木々の影に姿を消したノスリを締めに探鳥会を終了しました。

時間 8:30~11:20
探鳥会参加者 28名
確認できた鳥 24種
オオタカ ノスリ ハヤブサ キジバト アオゲラ コゲラ ヒヨドリ ウグイス ルリビタキ ジョウビタキ ミソサザイ シロハラ ツグミ エナガ ヤマガラ シジュウカラ メジロ アオジ カワラヒワ イカル シメ スズメ ハシボソガラス ハシブトガラス

5月最後の日に、晴天に恵まれて絶好の探訪観察会日和でした。集合場所に着いた時には3人だけで不安 でしたが、開始時刻にはちゃんと人数が集まりました。田植えが始まったばかりの田圃の中を歩き、少し歩いたところで イソヒヨドリの雄が民家の屋根に止まっているのを発見。と、その雄が屋根の隙間へ・・・。すると随分大きくなった 2羽の雛が巣から飛び出してきました。雄は大きなムカデを咥えてウロウロ、雛はそれを貰おうと一生懸命追いかけていました。 そんなイソヒヨドリ親子の様子を観察してから、田圃を抜けて池へ向かいました。その間に見かけたスズメやハシボソガラス、 セグロセキレイやホオジロも子供連れで、親は皆忙しそうでした。

池の辺でお昼を食べてから、池をぐるりと一周。アオダイショウやタヌキもいましたが、冬はカモたちが 集まる池も、今の時期は閑散としていました。キビタキは相当粘りましたが、声はすれども姿は見れず。唯一、カワセミの番が一緒にいるのを皆でじっくり 見る事ができました。住宅地に入ってもシジュウカラやツバメ、スズメの親子がいて、道の駅でもツバメたちが巣作りをして いたり、繁殖期であることを実感しました。

時間 9:00~15:05
探鳥会参加者 9名
確認できた鳥 26種
アオサギ トビ キジバト ホトトギス カワセミ アオゲラ コゲラ ツバメ キセキレイ セグロセキレイ ヒヨドリ イソヒヨドリ ウグイス オオヨシキリ セッカ キビタキ ヤマガラ シジュウカラ メジロ ホオジロ カワラヒワ スズメ ムクドリ カケス ハシボソガラス ハシブトガラス

「午後から雨」という天気予報どおり怪しい雲行きのため、天気を気にしながらの探鳥会となった。

石手川ダムでは、オシドリの数がここ数年増加していて、県内でも有数のオシドリ観察のポイントになっている。 集合時間前にはダムサイト展望台のすぐ下に群れがいて、警戒心の強いオシドリを近くで見ることができるため幸先がいいぞと 思いきや、何とミサゴが飛来してダム湖の奥へ飛び去ってしまった。ダムサイトの左岸(ダムサイトから見て右前方の谷)では いつものように群れを観察でき、オシドリの雌雄の違いや声での識別など、オシドリの観察のポイントを確認できた。休憩で 立ち寄られた人たちにもフィールドスコープで見せてあげたところ、「いいものが見れた」と大変喜んでもらえた。

日差しがないため肌寒いがここ数日暖かい日が続いたせいか、ウグイスやホオジロやシジュウカラが囀りはじめた。 でもウグイスはまだ少しへたくそかな。

イカルは、声はすれどもかなり上空を飛翔し、姿を見るのは無理かと思われたが、尾根近くの高い木の先に止まって いるところを、ベテランさんがなんとかスコープで捕らえて観察できた。下見の際には、実を割る「パチン、パチン」という音が 聞えたり、姿も近くで見ることができたのに・・。

午前中はなんとか持ちこたえたが、午後から雲が厚くなり雨がぱらぱらし始め、早めの切り上げとなった。

時間:9:00~13:00
探鳥会参加者:13名
確認できた鳥:25種
カイツブリ,オシドリ,ノスリ,コジュケイ(S),アオゲラ(S),コゲラ,アオバト(S),キジバト,ビンズイ,ヒヨドリ, シジュウカラ(S),ヤマガラ,エナガ,メジロ,ウグイス(S),シロハラ、ツグミ,ホオジロ(S),アオジ,イカル(S),シメ, カワラヒワ,カケス,ハシブトガラス,ハシボソガラス  (S)は囀り

11月の大溝探鳥会は、この季節、この探鳥地に訪れるニュウナイスズメ,ミヤマガラス,タゲリやタカ類を目当て にした探鳥会。探鳥会の開始とともにシメが姿を見せてくれる。幸先の良いスタートの後は、ニュウナイスズメのポイントへ・・・

ニュウナイスズメのポイントでは、田んぼと電線を行き交うニュウナイスズメをじっくり観察する。

参加者の一人がホオアカを発見し、これまた参加者みんなで観察をする。

蓼原池への道すがら、ノビタキやジョウビタキの可愛らしい姿を観察していたら、突然”キュイー キュイー キュイー  キュイー”と聞いたことのない声を耳にする。突きとめると、声の主はクイナだった。藪の中で鳴きながら葉を食べるクイナを観察 した後、蓼原池でカモ類やオオバン、カワセミなどを観察。昼食を採るため福徳泉公園に戻る途中、200羽を超えるアトリの群れを確認。

昼食を採った後、探鳥会を再開。チュウサギのほか、ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラスのカラス三種を目の前 に類似種の識別ポイントを確認するなど、中身の濃い探鳥会となりました。

時間:9:00~16:00
探鳥会参加者:11名
確認できた鳥:47種
カイツブリ,カワウ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,マガモ,カルガモ,コガモ,オカヨシガモ,ヒドリガモ,オナガガモ, ハシビロガモ,ホシハジロ,ミサゴ,トビ,チョウゲンボウ,クイナ,ヒクイナ,バン,オオバン,クサシギ,タシギ,キジバト,カワセミ, ヒバリ,キセキレイ,ハクセキレイ,セグロセキレイ,タヒバリ,ヒヨドリ,モズ,ジョウビタキ,ノビタキ,ウグイス,ホオジロ,ホオアカ, アオジ,アトリ,カワラヒワ,シメ,ニュウナイスズメ,スズメ,ムクドリ,ミヤマガラス,ハシボソガラス,ハシブトガラス

石鎚山探鳥会は8時30分から開始ですが、前日からの泊り組もいるため、本番に先立ち朝5時より有志による早朝探鳥会を行いました。土小屋でも繁殖が終わっているのか、にぎやかな囀りにはほど遠いのですが、コマドリの囀りは堪能できました。ただ、ブユの猛攻に遭い探鳥会は1時間ほどで断念しました。

土小屋へ戻ったとき、何やら聞きなれない怪しい囀りが聞こえてきました。確かめてみると声の主はソウシチョウでした。数年前より気になっていたのですが、今回は姿と声を一致させることができました。成就でも確認されているらしく、分布を拡大しているようです。ソウシチョウの地鳴きは「ヂェヂェ・・」とけたたましく、囀りはクロツグミとオオルリを足して少し鼻から抜いた感じということでわかってもらえるでしょうか。

一日探鳥会は、8時30分に土小屋をスタートしました。ササ原へ出たところで、尾根筋を飛ぶツバメのなかに予定外のヒメアマアマツバメを発見。

南尖峰が近づいてくるとコマドリの囀りも聞こえるようになりました。石鎚山北斜面の登山道では野鳥だけではなく、ナンゴククガイソウやコオニユリのお花畑、アサギマダラなどの観察も楽しみの一つです。北壁の木道を渡るとき、下方で誰かが石を転がす音がするので危ないことをする人が居るものだと下を覗き込むと、なんとアナグマが石をひっくり返し食事中でした。我々を全く気にせず、おかげでじっくり観察できました。南尖峰北斜面からは、メボソムシクイ、ルリビタキなどの夏山の鳥の囀りを聞きながらの登山で、しばし連日の猛暑を忘れて涼風を堪能した一日でした。

時間:8:30~15:00(早朝探鳥会 5:00~6:00)
探鳥会参加者:8名
確認できた鳥:22種
【早朝】 ホトトギス,コゲラ,キセキレイ,モズ,ミソサザイ,コマドリ,トラツグミ,ウグイス,コガラ,ヒガラ,ヤマガラ, メジロ,カケス,ソウシチョウ
【一日探鳥会】 ホトトギス,ヒメアマツバメ,コゲラ,キツツキsp,ツバメ,キセキレイ,カヤクグリ,コマドリ,ウグイス, メボソムシクイ,ルリビタキ,コガラ,ヒガラ,シジュウカラ,ゴジュウカラ,カケス,ハシブトガラス

『県内探訪観察会』は、これまで野鳥観察記録がほとんど残されていない地域を訪れて開催する観察会。どんな鳥が生息しているのか調査する意味も含む、新企画の探鳥会です。

小雨決行という案内でしたが、それでも気になるのは空模様。当初の天気予報とは違って思いのほかいい天気に『幸先がいい!』とほくそ笑む。集合場所は砥部町総津 道の駅『ひろた』。これまで探鳥会が開かれたことのない(と思う。)場所だけに、やはり参加者は少なめの11名。でも、開始直後からサシバが上空を舞い、コサメビタキの成鳥と幼鳥が飛び回る探鳥地に期待で胸が膨らむ。

コースは、道の駅から夏にはそうめん流しが食べられる総津権現へ足を伸ばし、帰路は総津の中心部を通り、国道へ出て戻るもの。

確認できた鳥は、この季節にしては多い31種。ミソサザイの美声に聞き入り(姿もしっかり見ましたよ。)、恥ずかしがり屋のカケスもじっくり観察しました。ほかにツバメの巣立ち雛が並んで親鳥から餌をねだる姿をじっくり眺めたり、カワガラス、コサメビタキ、キセキレイ、セグロセキレイなど、多くの幼鳥を見ることが出来ました。また、総津権現では樹上をゆっくりと進むアオダイショウやニセクロホシテントウゴミムシダマシ(なんと長い名前か!)、アサヒナカワトンボ(以前は”ニシカワトンボ”と呼んでいたみたいです。)など、いろんな生き物も同時に観察できた楽しく収穫の多い探鳥会でした。

時間:9:00~14:50
探鳥会参加者:11名
確認できた鳥:31種
アオサギ サシバ キジ キジバト ホトトギス カワセミ アオゲラ コゲラ ツバメ イワツバメ キセキレイ セグロセキレイ ヒヨドリ モズ カワガラス ミソサザイ ヤブサメ ウグイス キビタキ オオルリ コサメビタキ サンコウチョウ エナガ ヤマガラ シジュウカラ メジロ ホオジロ カワラヒワ スズメ カケス ハシブトガラス

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最終更新日: 2010年08月04日
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