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日本野鳥の会愛媛の様々な活動の様子や、お知らせなどを書いています。

重信川の自然をはぐくむ会が主催する第25回重信川フォーラムの開催案内です(申込不要)。

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「重信川の自然をはぐくむ会」では、重信川の自然を取り戻そうと、NPO などの活動団体や地域の大学、学生、住民、行政がひとつとなって、平成15年に設立いたしました。

「重信川の自然をはぐくむ会」の設立後、「松原泉の再生」や「広瀬霞の湿地再生」、「河口ヨシ原再生」、近年では、「開発霞の整備」の自然再生を行いました。これらの自然再生の効果は確実に現れており、現在は、小・中・高・大学生などの環境教育の場としても活用していただいています。

本フォーラムは、重信川流域の環境、防災等について調査・研究・保全活動を行っている方から、活動内容等を報告していただいており、重信川の防災、河川環境、地域連携などを考える良い機会になると考えています。

この会に引き続き、「第26回重信川の自然をはぐくむ会総会」を開催いたしますので、多数のご参加をよろしくお願い申し上げます。

【 日 時 】 令和7年1月27日(月)14:30-16:30
【 場 所 】 Great Sign 坊ちゃん劇場
【 住 所 】 東温市見奈良1125番地

主催:重信川の自然をはぐくむ会
共催:国土交通省 四国地方整備局 松山河川国道事務所

※発表時間 10~15分程度(質疑応答含む)
定員 350名
発表内容(案)
(1) 重信川を対象とした環境・防災教育の取組状況について
松山市立椿中学校1年生
(2) まるごと防災たんけん隊(仮)
松山市ジュニア防災リーダークラブ
(3) 重信川における活動紹介(仮)
愛媛県立伊予農業高等学校【伊予農希少植物群保全プロジェクトチーム】
(4) 重信川河口の調査結果(仮)
愛媛県 中予地方局農業振興課地域農業育成グループ
(5) 東温市民ミュージカル「人と川と祈りと ~重信川伝説」につい
東温市地域活力創出課・坊ちゃん劇場(仮)
(6) 重信川に育まれた東温市の名勝
愛媛大学 名誉教授 高橋治郎
※発表者及び発表内容は変更になる場合があります。

当会ではこれまでにもピンバッジやシールなどのオリジナルグッズを販売したことがありますが、当会50周年記念として祝賀会や記念誌のほか、何か記念品を作ってはどうかと役員の小川さんからアイデアが出たのが昨年末頃。Tシャツや帽子といった案もありましたが、役員内で話し合い、エコバッグに決まりました。

そして自称エコバッグマニアの松田代表の意見を取り入れ、しっかりとした厚手のキャンバス生地をメインとし、柔らかなコットン生地でも別デザインを作りました。各デザイン100枚ずつ、計300枚(当会の会員数とほぼ同じ数)作製しています。基本的に発送はせず、探鳥会等での対面販売のみとなります。収益は調査活動等に充てられますので、ご支援の気持ちとともに、是非ご購入をよろしくお願い致します。プレゼントにもいかがでしょうか。

キャンバス生地(裏表両面印刷)のデザインは会報『コマドリ』の表紙画を担当されている安藤康子さん。森を背景にしたおすましコマドリと、爽やかなライトブルーを背景に夏みかんにとまってさえずるコマドリが描かれています。コットン生地(片面のみ印刷)のデザインは封筒のイラストを担当した役員の上沖さんによるものです。

創立50周年記念エコバッグ

キャンバス生地ナチュラルカラー(左)  & キャンバス生地ライトブルー(中央)
寸法:横36x 縦37x マチ11cm 販売価格:1,500 円
コットン生地ナチュラル(右
寸法:30x35cm マチ無し 販売価格:1,000 円

安藤康子さんからひと言

かわいいでしょう?
役員の皆さんと一緒にアイデアを出し合って素敵なエコバッグに仕上がりました。毎日のお買い物が楽しいものになりますように。

上沖正欣さんからひと言

会報『コマドリ』の発送用封筒のデザイン。
封筒は開封したら捨てられてしまうので(リサイクルしている方もいると思いますが)、ずっと使えるエコバッグに。折りたためばポケットに入ります。

小学校で講演する松田代表河川で生き物の解説をする松田代表
(写真:地元の子供たちに身近な生き物の大切さを教える松田代表)

「まつやまコアジサシ子育て応援プロジェクト」やツル・コウノトリの誘致など幅広く精力的に保全活動をおこなっている当会代表松田久司氏が「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を受賞しました(推薦元:中国四国地方環境事務所)。この賞は自然環境の保全に関する顕著な功績があった全国の個人・団体を表彰するもので、今年度は31件が選ばれました。

松田代表も主体となって活動されている「かわうそ復活プロジェクト」(推薦元:愛媛県)も同時に受賞されています。また、令和2年度には前代表(現・調査研究担当幹事)山本貴仁氏が理事長を務める「NPO法人西条自然学校」が受賞されています。

この度の受賞、誠におめでとうございます。今後のより一層のご活躍をお祈り申し上げます。かわうそ復活プロジェクトの活動については、こちらのホームページをご覧ください。

松田代表からのコメント:

令和6年度 「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰されました。自然ふれあい部門です。わたしの活動の主体としては、

  1. 日本野鳥の会愛媛
  2. かわうそ復活プロジェクト
  3. 環境カウンセラーおよび愛媛県環境マイスター

の3つになろうかと思います。それぞれにかかわっていただいた方々のおかげです。ありがとうございました。この3つにはそれぞれテーマがあります。

  1. 愛媛県下で鳥を対象
  2. 南予北部で身近な生きものを対象
  3. 南予北部の学校や自治センターなどの地域の活動支援

です。

話は少しさかのぼりますが・・・。愛媛にUターン前は、横浜自然観察の森で「友の会」というボランチアグループで活動していました。そこには(公財)日本野鳥の会の職員が常駐していて、彼らに「観察させてもらっている生きものに恩返しすることを意識しておくように」とよく言われていました。生きものを観察したら、記録を残して、共有するのが第一歩です。共有は、インターネットが発達しているご時世ですから、国内にかかわらず海外のサイトにも提供できます。個別の記録や調査したことをまとめて報告したり、それを地域の生きものを対象にした保全の取り組みに生かしたりもできます。これらレベルはさまざまですが、できることをコツコツと続けたいと思っております。これからもよろしくお願いします。

重信川の自然をはぐくむ会が主催の重信川クリーン大作戦が7月6日(土)におこなわれます。

会員の方で参加を希望される場合、日本野鳥の会愛媛で取りまとめて申し込みますので、下記連絡先までお知らせください。

申込閉切:
6月27日(木)
連絡先:
Tel/Fax 089-923-3081
E-mail mail@ehime-wbsj.com

 


2022年1・2月号(No.266)より会報『コマドリ』のPDF配信を開始しました。

最初の支部報が発行されたのは1976年3月(コマドリ1号は1983年10月)。初期は手書きやワープロ(1985年2月から)で、カットやページ番号などはハサミやノリを使って切り貼りして、会報は文字通り「手作り」していました。

その後パソコンに移行してからも、コマドリはモノクロ印刷のため、写真等はカラーで見ることができませんでした。しかし、最近になって編集方法を変更し、原稿をそのままPDF化できるようになったため、PDF配信を開始することとなりました。

PDFなら、写真がカラーで見られるだけでなく、経費や資源の節約にもなります(会費のほとんどは印刷費や郵送費です)。植林木1本から作られる紙はA4のコピー用紙約13000枚分と言われています。会報は毎号大体24ページ(A4換算12ページ)。年6回発行で会員数300名とすると、21600ページとなり、年約2本分の木を切らなくて済むことになります(輸送にかかるコストなどを考えると、それ以上)。

PDF配信を希望される方は、トップページのアンケートフォームからお送りください。

他支部ではどのくらいPDF配信しているのだろうと気になってざっと調べてみたところ、オホーツク・札幌・郡山・いわき・埼玉・神奈川・新潟・福井・沼津・遠江・三重・京都・筑豊・長崎などがPDF配信や過去号閲覧をおこなっているようです(抜けがあったらお知らせください)。政府もデジタル化を進めていますし、つい最近ドバイ政府が完全ペーパーレス化を達成してニュースにもなりました。今後こうした流れは益々増えていくことでしょう。

ヒバリ 2005.6.10 新居浜市多喜浜 撮影:林利夫

これまで13万件近くのデータがある当会の野鳥データベース記録ですが、どうしても地域に偏りがあり、普通種であっても全域で記録されていないものもあります。

例として、記録件数が多く(ほぼ)県内全域に生息していると思われるが、記録された市町に抜けがある(あと数か所で全域が埋まる)ものを下図に示しました(クリックすると拡大表示されます)。黒は観察された月、緑は観察された市町、セルの数字は報告件数です。

久万高原町、松野町、鬼北町で抜けが多いことが分かります。これらの地域は会員が少なく、アクセスがしにくいこと、水辺の環境が少ないことが要因でしょう。しかし、この場所で見たことある(でも野鳥情報は送っていない)という方もいらっしゃるはずです。このリストからさらに簡単に見つけられそうな種類を抜き出すと、以下になるでしょうか。

松前町 ヤマガラ・シジュウカラ・エナガ
砥部町 ダイサギ・トビ・ヒバリ・ハクセキレイ
東温市 コサギ
久万高原町 ムクドリ・ハクセキレイ
上島町 ヒバリ
八幡浜市 ヒバリ・セッカ
鬼北町 スズメ・ハクセキレイ

これらを見かけたら、是非「記録を送る」から過去の記録を含めて野鳥情報を送ってください。会員外の方からの情報も大歓迎です。

今後、注目種として情報の少ない種や抜けがある種について、目録を充実させるためデータ補完を強化していきたいと思いますので、皆さんのご協力よろしくお願い致します。

松山市では、市民の皆さんが環境について気軽に学べる機会を提供するため、2018年から「ミニ環境フォーラム」を開催しています。今回のテーマは「絶滅危惧種・生物多様性」です。日本野鳥の会愛媛が協力し、パネル展示のほか、当会が伊予銀行環境基金エバーグリーンの助成を受けて取り組んでいる「まつやまコアジサシ子育て応援プロジェクト」」について当会代表が講演し、模型の色付け体験を行います。

日時:2021年2月27日(土)・28日(日)
会場:松山市総合公園管理棟1階(朝日ヶ丘一丁目)

日時や申し込み締切等の詳細は、上部パンフレットもしくは下記の松山市役所の案内ページをご覧ください。

http://www.city.matsuyama.ehime.jp/kanko/event/kankyo/yacho.html

謹んで新年のお慶びを申し上げます。旧年中は、当会の運営にご協力とご理解をいただき、厚くお礼を申し上げます。

今年、コアジサシの保全事業が正式に始まります。これまで、施設との打合せや伊予銀行環境基金『エバーグリーン』助成金の申請などを行ってきました。助成金は「まつやまコアジサシ子育て応援プロジェクト」として採択されました。デコイ(実物大模型)の色塗りなど、みなさんに手伝っていただこうと計画しておりましたが、新型コロナウイルス感染症のこともあり、小規模で行わざるをえなくなっています。しかし、着実に進めたいと思っております。

また、みなさんとお会いできる探鳥会も厳しい状況となっておりますが、野外で野鳥を少人数で観察することは、三つの密には当たらないと考えます。そこで、感染防止対策をしつつ、探鳥を楽しんでいただけたらと思います。その情報は、充実してきた当会Webページの「記録を送る」より、ぜひ送っていただけたらと思います。

本年も役員一同、頑張ってまいりますのでご協力のほど、お願いいたします。

2021年 元旦

日本野鳥の会愛媛役員
松田久司(代表・保全全般担当)
小川次郎(副代表・探鳥会担当)
秋山 勉(事務局長・会報担当)
新名 亨(会計)
山本貴仁(幹事・調査研究担当)
井戸浩之(幹事・密猟対策担当)
上沖正欣(幹事・ホームページ担当)
脇 啓人(幹事・保全担当)

(マナヅル 撮影:齋藤勲)

令和2年度愛媛県指定管理鳥獣捕獲等事業の実施に伴うニホンジカおよびイノシシの集中捕獲事業(R2年12月中旬~R3年2/8)に関わる入山の注意について、愛媛県県民環境部環境局よりお知らせがありました。

実施地域:東予東部地域(新居浜市)、東予西部、石鎚山系地域(西条市)、南予南部地域(宇和島市、鬼北町、松野町)

山林へ野鳥観察に行かれる際には、明るい服装を着用し、藪の中に入らないようにする等、十分ご注意下さい。

連絡先:
愛媛県県民環境部環境局自然保護課生物多様性係
TEL: 089-921-2368

(ジョウビタキ 撮影:徳久たよ子)

野鳥情報は、1974年の当会発足以降、126,000件超がデータベースに蓄積されており、毎月約300-500件の記録が追加されています。現在、これらの記録をもとに愛媛県鳥類目録の作成を進めています。しかし、まだまだ県内の分布状況を網羅的に把握しているとは言えず、しかも野鳥情報の投稿数は毎年減少傾向にあります。

現在約320名の会員数に対して、毎月野鳥情報を送っていただいているのは僅か10名程度。また、会員の約半数が松山市在住なので、どうしても観察地域に偏りが生じてしまいます(上図。2010-2020年の野鳥情報記録地点の分布)。さらに、夜間の観察が少ないことや、報告されやすい・されにくい種がいるために、東南予・沿岸・山間部、普通種・夜行性鳥類・海鳥の情報が不足しています。種名・地名間違いによるデータ漏れも少なからずあります。

そこで、少しでも入力ミスをなくし、多くの方から野鳥情報を投稿してもらえるよう、従来の入力フォームを改善・バージョンアップしました。新しいエクセルファイルはこちら(野鳥情報エクセル記入フォーム2021年版)。既に旧バージョンを利用している方も、2021年以降は新しいバージョンのご利用をお願いします。

また、頻繁に野鳥情報を提供してくださっている方は、毎月メールを送るのが面倒だと感じたことがありませんか?そうした手間を省いてもらうため、Googleスプレッドシート(エクセルと同じような感覚で使えるオンライン表計算サービス)を利用した情報共有も開始します。ご希望の会員の方は、調査担当とやりとりできる非公開の個人専用ページを作成いたしますので、事務局までメールでご連絡ください。

ただ単に「見た」という事実だけでは、極端な話、そこに鳥が存在しなかったのと同じになってしまいます。確実に「記録」し、そして「共有」することで、初めて意味のあるデータとして、その地域の生物多様性を示す証拠となり、将来の野鳥保全に役立てることができるのです。先述の当会ウェブサイト「記録を送る」からも会員・非会員問わず野鳥情報を集めていますので、興味がありそうな友人知人の方がいれば、お知らせください。今後より多くの野鳥情報を収集できるよう、会員の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。

(調査研究担当・ホームページ担当)

最終更新日: 2020年12月20日