活動報告ブログ > 保全活動

(ツバメ 撮影:末岡高則

日本では古くから「ツバメが巣を作ると縁起が良い」と言われ、商売繁盛のシンボルや害虫を食べる益鳥としてツバメを守ってきました。しかし近年では餌や巣材の提供場所となる田んぼの減少により生息数が減少している上に、糞害などを理由に巣を落とされたりすることも多くなっています。日本野鳥の会では「消えゆくツバメをまもろう」というプロジェクトをおこなっており、その一環としてツバメを見守っている団体や企業に感謝状を贈呈する活動を、2019年から開始しています。

当会もその活動に参加しており、先日は当会代表が大洲市の河辺小学校と肱川小学校を訪問し、表彰状の贈呈とツバメや学校で子育てしているツバメについてのお話をおこないました。児童からは「感謝状をもらって嬉しかった」「これからもツバメを見守りたい」「野鳥への関心が高まった。どんな野鳥がいるかもっと調べてみたい」などの感想をもらいました(河辺小学校日記での紹介記事)。これをきっかけに、子供たちに鳥や自然に興味関心を持ってもらえれば幸いです。


河辺小学校での感謝状贈呈と、児童と生きものについて話す当会代表(2022.6.14)
 
肱川小学校での感謝状贈呈と、学校で子育てしているツバメ2種について話をする当会代表(2022.6.17)

昨年度はコロナの影響で対面の贈呈式はおこなえませんでしたが、全国ニュースでも話題になったローソン道後ハイカラ通店や、有限会社空港タクシー、有限会社森松交通に財団本部から感謝状を郵送しました。

皆さんも、県内でツバメの巣を見守っている企業や団体をご存じでしたら、当会へ情報提供をお願いします。

最終更新日: 2022年06月27日